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<<Vol.1 出演ミュージシャン紹介>>

ミュージックラインVol.1 はしごライブ は、2005/3/19-20に開催されました。このページはVol.1出演者の紹介ページです。



■バードランド 森川久生

安カ川大樹3

海野のピアノフレーズは、限りなく湧き出る泉のごとくさえ渡り、サポートする安カ川の大胆かつ叙情的なベースと、ドラムの小松の創り出す大きなグルーブに、会場はしばし息を呑んだ。まさに初日を飾るにふさわしい名演であった。

多田誠二+石井彰

演奏旅行からそのまま駆けつけてくれた2人の、旅の疲れを感じさせぬ、そのすさまじいまでのバトルは、さすが屈指のソリスト。オーディエンスと一体となったあっという間の2時間だった。

野間瞳4

最近すっかり大御所の貫禄をつけた野間瞳。大きくスウィングするその歌声に聴衆はすっかり魅了されていた。サイドを固める、堀(pf)・冨田(b)・紺野(ds)の若手トリオも、神がかり的に息の合ったアンサンブルでサポート。ヴォーカルカルテットとして、堂々のトリを務め、華やかにフェスティバルを締めくくってくれた。

これからも千住に関り続け、千住の仲間達とともに、千住発信の独自な文化を創造してゆきたいという意思を、全ての参加者が体感してくれた熱い2日間であった。


■クローフィッシュ JAKE

永井ホトケ隆

彼は日本を代表するブルースシンガーだ。ただし日本において ブルースはメジャーには成り得ないそれ故 彼は今でも日本全国津々浦々、たとえ小さな店であろうと歌いに行く。そして若手ミュージシャンを見出し 育て、世に送り出す決してテクニックで聞かせるシンガーじゃない。
では何故彼は人を惹きつけるのかまじめでストイックな性格は、時にアーティストとしての魅力を半減させる。しかし彼には、それを凌ぐだけの音楽に対する情熱がある。そして彼の情熱をサポートしたいというミュージシャン達がいる。
彼が果たす役割は、現在の日本の音楽シーンにおいて小さくない。熱い音楽には熱いプレーヤーが必要。
今回、日本一のブルースハーピスト。ウィーピングハープ妹尾を、ホトケさんのサポートに選んだ。ホトケさんと同等か、またそれ以上にこの人の存在は重要だ、ただし、この人もホトケさん以上に一人では何も出来ない。ところが人のサポートにまわると、その存在感は絶大なものになる。
ハーモニカと言う楽器が こんなに可能性のある物だとは知らなかった方も多いだろう 。
中野靖之という若手ギタリストと共に3人で演奏。ホトケさんが世話したミュージシャンの数はおそらく数百になるだろう。
まだこんな商店街があったのかと、初めて来た千住の町に感銘していた。
俺もがんばんなきゃ。他にもそう感じた人はいるだろうな!

パブサク

森園さんはアンプ持参にも関わらず、ジェイクのマーシャルギターアンプを使用、そして絶賛。
岡井さんは自分のドラムを持ってきたにも関わらず、ミュージックラインスタッフのエッチンのラディックを使用 そして絶賛。
大西さんは自身のホームページで、ミュージックライン千住について語ってくれた。
もうそれだけでも充分。そんな所でも自己満足に浸る我々だったけど、多分、千住の持つ独特な空気を感じつつ演奏したんではないだろうか。
楽しそうだった。我々の期待感がいい意味で彼らに適度な緊張感を与え、いい演奏が出来たんではないだろうか?
我々。音楽を提供する側はこういうミュージシャン達を大切にしていかなければいけないと強く思う。彼ら自身の意思だけでは、なかなか目指す音楽の達成は難しい。
プレイヤーとして素晴らしくても、それを生かす場がなければ何も生まれない。いい音楽が出来る場所、いい音楽を目指せる機会を我々が彼らに与えて行かなければなければいけない。その位の気概を持って、ミュージックライン千住を続けて行きたいと思う。
森園さん、あなたがそこにいるだけで、俺たちはうきうきしていたぜ。これからもいい音楽を続けて行って下さい。僕らに出来ることがあれば、何でもやりますから。


■コズミックソウル シマカワコウヂ

藤井康一+モッコリー

北海道でのレコーディング先より一直線に北千住へきてもらってのライヴ、そんな多忙なスケジュールながらも一切疲れを感じさせること無くその場に集まった聴衆に爆笑の嵐を振りまいて、笑う事は正しい事だといわんばかりのライヴでした。しかも面白いだけではなく何とも心地よい歌声とウクレレの調べに感無量でした。
一緒に踊ってくれた亀有在住のモッコリーも幸せオーラ120%で踊ってくれ、何とも見ごたえのあるライブでした。さらに、なんとモッコリーは翌日の丸井前での屋外イベントにも飛び入りで参加してくれて、とてもイベントに対しても協力的に参加してもらいとても助かりました。

1部の最後に別会場にて演奏していた妹尾隆一郎さんがブルースハープで乱入しそのまま一緒に感動的な「ちゃんぽんだマンボウ」を演奏して、しかも、振り付けまでまねて踊っている姿は感動の一言につきました。いつまでもこの時間が続けばという空気の中ライヴが幕を下ろしました。


OTO 佐藤えりか、太田豊、豊明日美

ウッドベース、竜笛、笙というあまりと言うよりははじめて聞くような構成に驚きは隠せませんが、しかしながらそれらの楽器が作り出す世界観は何とも、この世とあの世行ったり着たりというか言葉での説明が難しくOTOの中に取り込まれてボーッとする感じでした。生オトでのテクノと紹介したのですが、正しくは無いかもしれません。ただ言えることは生オトの中に身をおくと脳が喜んでいるような気がしました。決して生以外では出会えない喜びのように今後も機械があれば脳みそふわふわ体験を皆さんに奨めていこうと思います。今後がすごく楽しみなバンドです。

MLS Vol.1 Poster