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2013/3/9 &10 に開催された内容です。Music Line Senju Archives

 
 生の音楽の素晴らしさ、笑顔、感動を提供することを目標としてやってきたミュージックライン千住、今回で記念すべき15回目を迎えます。
 今回も音楽のジャンルを飛び越えたミュージシャン達が、北千住の6会場で熱いパフォーマンスを繰り拡げてくれることでしょう。一枚のチケットで全会場行き放題ですから、楽しみ方も貴方次第です。

 開催当日はちょうど東日本大震災から丸二年が経とうとする時期です。放射能の問題や仮設住宅、保証問題等、まだまだ復興にはほど遠い感の真っ最中だからこそ、今一度、忘れない気持ちを旨に「音楽で日本を元気に!」をキャッチフレーズとして開催します。

 それでは、素晴らしい音や風、笑顔と感動を運んでくるミュージシャンのラインナップをご紹介しましょう。

                                 ミュージックライン千住実行委員会 事務局長

店主による、出演者のご紹介!
【ジャズ】
3月9日(土)
ZEK Trio
清水くるみ (pf )、米木康志(b)、本田珠也(ds)

世界に唯一、レッドツェッペリンの作品のみを探求する疾風怒涛のピアノトリオである。ピアノの清水くるみは早稲田大学モダンジャズ研究会出身で、後に故本田竹広に師事する。自己のグループとして1980年代都内のライヴハウスを中心にDUOから9人編成までの多様な形態で活動、その芸風は美しく叙情的な音色を持つ一方で、それとは真逆な情熱的で激しい、闘争的な表現力で迫って来ると云うなかなか類を見ない個性的なピアニストである。松風鉱一、梅津和時等のSAX WORKSHOP、高橋知己4等々に参加し1984年初リーダ作「PICTURES」を発表,1997年西荻窪アケタの店のライヴ集「くるみさん」を発表、2002年高橋知己リーダー作「RECONFRMATION」にも起用される。現在今回出演のZEK3のほか林栄一(as)片山広明(ts)等とのZEKオーケストラ、米木康志、原 大力との「ビリーストレイホーン-ガーシュイン」曲集トリオ、津上研太(as)とのバップからウェザーリポートまでなんでもやってしまうカルテット等々幅広く演奏活動を続けている。 サイドを固める米木康志はジャズ界屈指の信頼度を誇る名ベーシスト、正確なピッチとリズム、力強いビート、そして歌心を持った魅力的な演奏家、本田珠也は真のサラブレッド、強靭なパワードラマー、そのドライブ感は天下一品である。さあ皆の衆、てぐすね引いて待っていようじゃあないか!

3月10日(日)
〔夕方の部〕 16時開演
浜崎 航(ts) 片倉真由子(pf)Duo

-DukeEllington songbook-
昨年の韓国ツアーや昨秋のカリフォルニアのモンタレージャズ祭等で好評をはくし、今や名実共に世界的レベルに達した「ENCOUNTER」リーダーの サックス奏者浜崎 航と、バークレー、ジュリアードで優秀な成績を修め帰国後人気バンド「MOST」のメインピアニストに迎えられ、各方面で大活躍中の片倉真由子との夢の共演である。ジャズ界の神様デューク エリントンの珠玉の名曲集。乞うご期待!

〔夜の部〕 18時開演
渋谷 毅(pf)市野元彦(g)Duo ゲスト 外山 明(per)

渋谷 毅は 小学一年生でピアノを始め高校でジャズに目覚め芸大在学中の1963年ジョージ川口ビッグフォーに入団、数多くの著名な演奏家とのセッション実験的なオーケストレーションに携わり1965年にはスターダムへ、作編曲にも異才をはなち 由起さおり、森山良子等に楽曲を提供「見上げてごらん夜の星を」で日本レコード大賞を受賞する等、CMや和製ポップス等々にも沢山のヒットを出す。またNHKのお母さんといっしょや、近年ではピタゴラスイッチ等の童謡や挿入歌等も数多く手がけ、現役演奏家としてオールマイティーな才能を発揮している。70才の今年、年齢を感じさせないバイタリティーで演奏活動を続けている。彼の真骨頂は幻想的な詩情感と独自のタイム感と音の美しさである。故浅川マキ、さがゆき等個性的な歌手のプロデュースや渋谷オーケストラのコンポーザーそして多くの若手からベテランまで幅広いミュージシャンとの共演、ソロ活動にと多忙を極める日々である。今回は若手ながら個性的な独自の世界観を持つ新進気鋭のギターリスト市野元彦とのデュオであるが個性豊かな外山明のパーカッションサポートが入り、魅力的なステージを見せてくれることは間違いない。是非ご清聴あれ!

                                                     森川

【ブルース】【ジャズボーカル】
9日(土)
ムーニー(vo,gt)藤縄てつや(gt)山本太郎(cl)

ムーニーはジャグバンド「アンクルムーニー」でキャリアをスタート。2001年にルイアームストロング、2004年にはファッツウォーラー、2009年にホーギー・カーマイケルのトリビュートアルバムをリリース。名実ともに、古き良き日のアメリカンミュージックの第一人者です。

なにわのてつこと藤縄てつやは、ムーニーさんの愛弟子的存在で、なぎら健壱師匠とも共演するほどのテクニシャン。2011年にクラリネットの山本太郎とデュオアルバムをリリース。タロー&テツは、一瞬で聴く者をアメリカの田園風景に誘います。

10日(日)
三善香里(vo)松尾由堂(gt)Duo


ジャズボーカリスト三善香里は、アメリカ・ボストンのバークリー音楽院で学び、ダイアンクロールの育ての親マギースコットやスキャットキングのボブストロフィに支持。2004年帰国するや、地元生まれ故郷の草津でジャズフェスティバルを開催するなど活躍。2010年にファーストミニアルバムアルフィー、2012年にセカンドブラックバードをリリース。
ジャズギタリス松尾由堂は、3歳でピアノ15歳でボブ・ディランに出会いギターを始める。東大卒業後、漫画家を目指し2000年ちばてつや賞に入選2007年に1stアルバムボナンザリリース。三善香里のセカンドにも参加している、天才肌のギタリストである。


                                                     とらさん

【フラメンコ】
9日
中川浩之、須田隆久、中村太香子


中川浩之は、1973年生まれ千葉県千葉市出身
幼少の頃よりヴァイオリン、14歳でクラシックギター、20歳でフラメンコギターを始め、日野道生氏に師事。以来日本とスペインにおいて多くのフラメンコアーティストにより指導を受け、現在は主に都内でフラメンコ舞踊の伴奏、カンテ伴奏などでライブ活動中。主な出演場所は西日暮里「アルハムブラ」など。

須田隆久は、高校より独学でギターを始める。フラメンコと出会い心揺さぶられ、フラメンコギターへ。セビージャにてファン・デル・ガストール氏にギターとカンテ(フラメンコの歌)を学ぶ。その後、来日中のイスマエル・フェルナンデス氏やエル・ロンドロ氏、ヘスーレ・デ・ウトレラ氏にカンテを、アグスティン・デ・ラ・フェンテ氏にギターを学ぶ。現在、都内のタブラオ歌い手として出演する他、カホン演奏、フラメンコ教室でのクラス伴奏、発表会等で活動中。レストランなどでフラメンコの弾き語りも行っている。

中村太香子は、1997年よりフラメンコ舞踊を「カサ・デ・ターボー」田中孝子に師事する。その後、吉田光一、稲田進、市川幸子に師事する。スペインにて2003年ホセ・ガルバン、2004年ソラジャ・クラビホに師事。他に師事した舞踊家は、サラ・バレーロ、マリ・パス・ルセーナ、スサナ・デ・トレオ、メルセデス・デ・アマジャ・ラ・ウィニーetc 現在、都内のタブラオを中心に活動している。

                                                     タケシ

(Cafe Kova Garden、10日の公演はございません)


【ロック】
9日(土)西日本マンダム
カメ(vo,g)、中村コージ(vo,hmc)、石井啓介(pf)、有野剛(bassharp)、伊藤孝喜(dr
)

マンダムの香りとブルースをこよなく愛する義理と人情に厚い五人組。ドラムの伊藤孝喜は現在ソウル・フラワー・ユニオン、韓国のメジャーバンド、コプチャンチョンゴルに在籍し、昨年韓国に移住したばかり。福岡出身のキーボーディスト石井啓介は山部善次郎バンド、シーナ&ロケッツなどのめんたいロック関係やフールズ、ランキンタクシー、布谷文夫、、ブレイクダウン、山口富士夫などなどロック界では引く手あまたの名バイプレーヤーで映画音楽制作もこなす。同じ福岡出身のハーピスト、中村コージは妹尾隆一郎に師事しシカゴでも吹いていたらしい。そして同じハーピストでもかなり珍しいバスハーモニカを操る天才、有野剛はジャンルを超えて活躍中。バンドの中心ボーカル、ギターのカメはギタリストとしても活躍し、そのソウルフルでパワフルなボーカルでバンドを牽引する。
心地よいグルーブとペーソス溢れる曲がなんともいえない芳醇な味をかもし出す、ん〜マンダム!

ホームページ http://bluesbaka.exblog.jp/11115166/

10日(日)
りぶさん
江口優(vo,gt)、けんぢまん(gt,vo,hp)、きく・ピーナッツ(b,vo)


この3人の強烈な個性が生み出すサウンドはまさにハッピーそのもの!人生は楽しむもの、みな幸せになれるのだ!そんなエネルギッシュでハートフルなメッセージを体感できる素晴らしいステージをぜひ体験していただきたい。
SOUL、FUNK、ROCK、BLUES、FOLKなど、あらゆるルーツミュージックを愛し、型にとらわれない自由な音楽スタイルは確かなテクニックと共に説得力抜群!みんな納得、お買い得の“りぶさんサウンド”でGOGOGO!
『人生は修学旅行』をバンドのテーマとし、全国各地への旅を続け、各種イベントへの参加、恒例横浜サムズアップでのワンマン、あわせてCDリリースもコンスタントに行っている。まさに日々変化し、成長を続ける生々しいリアルバンド、りぶさんがこの街、北千住にやってくる!

                                                  ズッキー小林

【ポップス】
10日(日)
森田たかまさ


シンガーソングライター、ギタリスト。
ブラックミュージック、ワールドミュージックを独自のポップスに消化。都内のライブハウス、クラブ、カフェなど場所を選ばず、様々な畑のアーティストと共演し、今までにない新しいステージを心掛けている。基本的にはパーカッショニスト、ごんとのユニット「もんちゃごんちゃ」で活動中。ギタリストとしては、Suzi kim(vo)、長岡忠治(g)とのユニット「Suzi Chuji MT」や「中平幹人Band」等で活動している。

                                                      島川

(わかば堂、9日の公演はございません)

【ファンク】
9日(土)
WODDYFUNK

世界でも珍しい女性のトーキング・モジュレーター(トークボックス)のプレイヤーとして世界的にも第一人者。2011年米国でソロライブを行い現地で称賛を浴びる。ブルースアレイ、クラブ・クアトロなどのコンサートでは毎回会場を総立ち状態にするパワーライブで注目を受け、沖縄、博多、浜松、京都、高知など地方都市からもオファーが相次ぐ。
2012年にはブラジルのラジオの熱いラブコールに応えてメッセージ出演、米オハイオ・デイトンのミュージック・マガジンにインタビューが掲載される など海外での評 価は絶大なものがある。コミニュティFM局 あさくさFM、ラジオつくばでパーソナリティーを3年間務めている(現在も継続中)2012年5月にCafe Soul Recordsよりミニアルバムを発売。米ファンクグループ ZAPPのグレッグ・ジャクソンが楽曲を提供米国でリリースされる。ブーツィー・コリンズも大絶賛するなど米ファンク界でも注目を浴びている。2013年1月にブーツィー・コリンズも参加したCafe Soul Recordsより2nd SOULJAHの発売を皮切りに、モーションブルーヨコハマのワンマン公演、横浜アリーナで のBeat Connection 2013 久保田利伸 プロデュースThe Jam 出演などその勢いは止まらない。いま改めて音楽の新しい感じ方を体験して欲しい!
そんなWoddyFunkのライブ、ノレるだけじゃない、聴かせるだけじゃない、"伝わる"ステージ感じてください

10日(日)
Tammy IMAI
タミー今井 【B vo】 鎌上 裕也 【G】 長谷川 健太 【Ds】 青木 桂一 【G】藤岡孝男 【G


横須賀生まれ。十代の頃から”ドブ板通り”のBarや、横須賀米軍キャンプの将校クラブ等で、演奏活動をスタートさせ、ドブ板で知り合ったギタリストの”ヒロ福島”と『ゴーイングマイウエイ』結成。その後1971年にタミーは横浜で活動を始めていたギタリスト”李世福”のグループへ。後の『李世福コネクション』としての活動へとつながってゆく。ブルースを基本としつつ、他には無いオリジナルなロックサウンド、『CHINESE ROCK』で話題を集める。横浜を拠点とした活動は40年に渡る。それ以外にも93年に単身渡米、シゲミ小宮山、Michael佐々木、等とサンフランシスコにて、レコーディング。96年にはタミー、李世福、ジョニー吉長からなるユニットにて、中国北京にてレコーディング。2000年にソロ1st.アルバム「The Statue of Liberty」発表。そこから10年、2010年に2nd.アルバム「In Tme」発表。
長きに渡り横浜のロックシーンを支え続けてきた タミーさんの新たなる展開として、現メンバーによる『Going My Way』で精力的にライブ活動中!


※出演者の名前の文字に間違いがございました。申し訳ございませんでした。
                                            
G-katsu.takahashi


 

Vol.15ポスター


開演時間一覧