Archives
<Vol.8出演者の紹介です> 2008/9/20に開催されました。

今回のVol.8は?

 奇しくも今回出演のバンド名であるBack To The Roots、そうその名の通り、ジャズ、ロック、ブルース、民族音楽などそれぞれの
分野のルーツ的なものを感じさせる今回のセレクト。
 
懐かしい以上に新鮮で斬新な、懐の深い音世界が繰り広げられるだろう!ぜひ体験すべし!



<< リチャード・パイン as,vo、宇多慶記 org、山下暢彦ds >>

 今回のコバガーデンは誰でも知ってるスタンダードな楽しいジャズをお届けしたいと思います。
 出演はジャズ、R&B、フュージョン、ロックと幅広いレパートリーでより熟成されたハッピーサウンドが信条のサキソフォニスト&ボーカリストのリチャード・パイン。
 ギターの岡安芳明とのセッションでも好演のオルガニスト宇多慶記。
 リチャード・パイン&カンパニーやクラリネットの谷口英治セプテット等のメインドラマーでもある山下暢彦という強力な布陣を配し、楽しくリラックスしたジャジーなひと時をお贈り致します。

〔プロフィール〕

 リチャード・パインは文京区出身。明大在学中より演奏活動を開始、1963年リチャード・パイン&カンパニーを結成。テレビ、ラジオのレギュラー番組で好評を得、1973年よりグァム島のサンドプラザ・ジョイナスで長期に渡り演奏。帰国後都内ライブハウス、ホテル等に出演。テレビのミュージシャン、エンタティナー、パーソナリティーとして活躍、現在に至る。
 エンターテイメントを全面に押し出したそのプレイスタイルはジャズ本来のコミュニケーションを大切にした存在として好評である。
 ドラムスの山下暢彦は独協大フルバンド、ジャズ研を経て渡米。帰国後、早坂紗知グループやアイドルバンドのバックを努める等、多方面で活躍。
 ヴァイブの大井貴司とグッバイブレーションに参加後、現在はクラリネットの谷口英治グループやリチャード・パイン&カンパニーで活躍中。
 オルガンの宇多慶記はピアニストとしても評価が高くグルービーでよくスイングする数少ない演奏家のひとり。ギターの高嶋宏や岡安芳明等とのCDでも好演が楽しめる。



<< 竹内 直 ts,bcl、野本晴美 pf、八尋洋一 b、
   ワガン・ンジャエ・ローズ sabar、オマール・ゲンデファル djambe >>

==> オマール・ゲンデファルからボガ・ンジャエ・ローズに代わりました。

 今回のバードランドはブルース、サルサ、レゲエ等、その他数多くのブラックミュージックを始め、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、チャールズ・ミンガス等にも多大な影響を与えた、ジャズのルーツミュージックでもあるアフリカンミュージックとリアルジャズとの融合をテーマにお届け致します。
 出演者はオールドクラシックから最前衛までワイドスケールなサックスプレイが定評の竹内直。
 知性的でいながら大胆且つ野性味溢れるそのエキセントリックな神秘性が魅力のピアノ野本晴美。
 ドライブ感のあるビートが抜群のベース八尋洋一。
 ピーター・ガブリエル、ローリング・ストーンズ等との共演でも絶賛されたセネガルのパーカショニスト、ワガン・ンジャエ・ローズ(サバール)、オマール・ゲンデファル(ジャンベ)、という重量感あるメンバーで、大地の響きと風の音、そして民族の叫びをお届け致します。

〔プロフィール〕

 テナーサックス、フルート、バスクラリネットを操る竹内直は、都内・横浜を中心に幅広く活動している。
 これまでにエルビン・ジョーンズ・ジャパニーズ・ジャズマシーン、山下洋輔ユニットでヨーロッパツアーを始め国内の様々なグループに参加、現在は自己のグループの他サキソフォビアや荒巻茂生グループ等などで活躍している。
 オールドクラシックから最前衛まで、力強く自由奔放な演奏スタイルはリード楽器の鬼才名高く、最も信頼度の高いリード奏者の一人であろう。
 またピアノの野本晴美は東京芸大出身、恵まれた才能と美貌を併せ持ち、ジャズ界に新風を巻き起こしている。
 ベースの八尋洋一も日本人離れしたうねるようなドライブ感が定評。
 パーカッションのワガン・ンジャエ・ローズもオマール・ゲンデファルもアフリカンミュージックだけでなく世界的に評価の高い演奏家である。



<< 喜多直毅 vl、 海沼正利 per、高木潤一 g、会田桃子 vo >>

 今回のコズミックは喜多直毅、高木潤一、海沼正利、会田桃子でお送りする、喜多直毅の歌の世界と、ジプシーな夜です。
 いつもはバイオリンの桃ちゃんが歌います。インプロありタンゴありスパニッシュ、ジプシー音楽ありと何でもござれのバイオリニスト喜多さん、始まってみなければその日にどうなるかは解かりません。北千住に鳴り響く、弦の響き人の声、熱いビート。前回ミュージックラインに出演した高木さんが、前々回出演した桃ちゃんと出演してくれるなど、音楽を間においた人間連鎖が続いていく何とも素晴らしい状況だと思います。

 何時何時までも幸せな愛の時間と音が響き繋がり続けることを祈りつつ、ミュージックライン千住が一つのご縁のきっかけになっていることに感謝します。

〔プロフィール〕

 タンゴ演奏家としての活動と並行して、ジャズ、即興音楽、アラブ音楽にも精力的に取り組む、喜多直毅。現在は東京都内のジャズクラブを中心に活動を行っている。オリジナル楽曲と即興が演奏内容の割合を占める。リーダーセッションの他、様々なミュージシャンのグループにメンバーとして参加している。舞踏家との共演も数多い。

 今回は喜多さんの曲をフラメンコギターの高木潤一さん、パーカッションに海沼正利さん、いつもはバイオリンの会田桃子がヴォーカリストとして参加。

 色々な音楽シーンに名前の並ぶ方々を迎えての素敵な音楽になること間違いナシです。



<< KAZ南沢 g,vo、沼 直也 ds、山本よしたか b、石井為人 kb、Mac清水 per >>

 スワンプロックと言ってもイメージは沸かないかも知れないが、ブルースやソウルに根ざした土の香りがするような音楽。KAZ南沢は、その隠れた大御所である。かつてバブルガムブラザーズにリーダーとして在籍し、先日他界してしまったロックンロールの大御所、ボ・ディドリーのギタリストの座も経験した。
 現在はレイニーズバンドの中心メンバーでもある。
 今回千住に初見参!その独特のギタースタイルとボーカルにきっと打ちのめされる事になる。つわもの共を引き連れて、違う世界に連れて行ってくれる事だろう。

〔プロフィール〕

 KAZ南沢は、1970頃、チャー、藤井章司、佐藤準などとバンド活動を開始。原田真二バンド、もんた&ブラザーズにも在籍。バブルガムブラザーズではリーダーとして活躍。その後、Driving Wheels結成。ニューヨーク、アポロ劇場に日本人バンドとして初めて出演した。2001年、Bob斉藤とRainey’s加藤の3人を中心とするRainey’s Bandを結成し、現在に至る。



<< 赤毛のマディーズ / ちくわ banjo,vo、リトルドミー b、やこちゃん as、zeal金子 wash bord >>

 虎やでのライブは2回目の3人野郎組み+紅一点のバンド。
 「憧れの場所」が始まると店内の雰囲気がガラリと変わる。見たことも無い形のウッドベースは回転し、バンジョー&プーピーが歌い捲くる。そして洗濯板は音の玉手箱へと変身していき、セルマーの響きが鳴り渡る。
 ジャグバンド…あまり聞きなれない言葉であるがジャズではない。20世紀初頭、アメリカ南部の黒人達が代用楽器を使った音楽集団。当時のアメリカは黒人たちが奴隷として扱われていたが、彼らはその苦しみを音楽に変えて発散し、楽しんでいた。ブルースミュージックの一ジャンルに位置づけられている。狭い空間に音と歌声が響き渡り、シンガーと聴衆の隙間がリズムで埋まっていく。調和と一体感、これは小さなライブハウスならではの良さでもある。
 前回はホワイト&ぶるーの鍵屋さん乱入で大盛り上がりでしたが、今回もジャンプ!
 そして会場一丸となって「きっとうまくいくさ」。そうさ、きっときっとうまくいく…
 それにしてもヴォーカルのちくわ君は憂歌団の木村さんに似ている。(笑)

〔プロフィール〕

 茨城県・つくば市を中心に活動中のバンド。
 ジャグバンド、戦前ジャズ、戦前ブルース、ウエスタン・スイング、マヌーシュ・スイング、アコースティック・スイング、50'sロカビリーなどなど。

 古い懐かしい音楽に影響され、オリジナルソング中心で演奏してます。




<< BTR(Back to The Roots)
  松藤英男 vo,g、坂井紀雄 vo,b、前野知常 vo,kb、ゲスト 佐藤英二 g、北澤 篤 ds、
  猪俣優美 cho、水野真菜三 cho >>


 ここ10年、甲斐よしひろのサポートメンバーとして活躍中の前野知常、坂井紀雄、松藤英男が、自分たちのルーツ・ミュージックを演奏するバンドとして始まり、現在は1部オリジナル、2部ルーツミュージックという構成でライブ展開中。
 また洗足音楽大の准教授を務める前野は、同大学企画のロックレクチャー・コンサートなどの活動もしている。
 この秋は甲斐バンドとして、7年振りの全国ツアーに出る。
 BTRとしてもオリジナル・ニューアルバム【3×3】を7月リリースし、好評発売中。

〔プロフィール〕

 甲斐バンドでドラマーの松藤英男は、元々はボーカル、ギターだった。作曲にも才能を発揮し、名曲「きんぽうげ」をはじめ数々の曲を作り出し、他アーティストにも多数提供している。
 坂井紀雄は1983年、NAZCAのボーカル&ベースとしてプロデビュー。以来多くのアレンジ、プロデュース、スタジオセッション(Bass&Chorus)を進める他、作詞/作曲等の作家活動にも力を注ぎ、その活躍は多岐に渡る。
 前野知常はBaker Shop Boogieで活動後、数多くのアレンジ、キーボード、マニュピレート、コンサートサポートを手掛ける。



【10月 4日・5日 千住エキゾチックフェアに参加しました!】

     ■ 出 演 者 ■

4(土)

12:00 Mick遠藤
アコギでロック!弾き語りでもロック!

13:00 安藤秀樹
足立区のスター、再び登場!

14:00 柿島伸次
ポップでロックでフォーキーな熱い歌たち。

15:00 クロスロード6
笑って泣ける音楽を目指して日夜奮闘中!

16:00 ブルース ダスター カン & ストレンジャース
トリオでブルース!


5(日)

12:00 BLUE BANANAS
新しいけど懐かしい、のんびりジャズワールド!

13:00 シマカワコウヂ
倍音楽器とSAXによる即興演奏

14:00 シバ
フォークソングの重鎮が北千住で歌います!

15:00 南谷あさこ
「自分のことば」をメロディーに乗せて歌います。

16:00 まっくろけボックス
お祭りにぴったりの色々楽器が色々音色を紡ぎます。

たくさんのお客様にご来場頂きまして、スタッフ一同喜んでおります!
ありがとうございました。

はしごライブ Vol.8 店主回顧録です。

Vol.8は、2008/9/21に開催されました。当日の模様を振り返り店主が語ります。
Vol.8のPictures更新しました。>>>コチラから



竹内 直、その大地を揺るがすかの如く激しく鳴り響く彼の音色は、実は優しく思いやりのある、まるでアフリカの草原に吹く風の様だった。セネガルからやって来た褐紫色の音の伝導師ンジャエ・ローズ兄弟達の地面と空気を震わす響きとグルーブし、それはやがて繊細で知的でかつ情熱的な野本晴美のプレイと八尋洋一の織り成すどこまでも深く広いウエーブと渾然一体となってオーディエンスの心の底まで届いた。アフリカン、ヨーロピアン、ユーラシアン、アジアンそしてラテンな正にワールドミュージックのルーツを体感した珠玉のライブパフォーマンスであった。

<森川久生>





カズ南沢、彼は実に自然にやって来た。まるで通い慣れた店に入ってくるように。普通に握手をして、挨拶をすまし、暫し歓談。そしてリハーサル。何故か自然だ。空気が落ち着いている。俺達も落ち着いて、安心して見ていられる。温かい。ライブが始まる。俺達も楽しんだ。お客さんたちも笑顔になった。みんな満足している顔だ。男が惚れる男。やっとやって来た。

<JAKE>





喜多直毅の世界。
詞、曲ともにPOPという言葉とは程遠い。日本人の根元にある湿度が込められている感じがしました。
高木さんは淡々と弦を爪弾き音を紡ぎ、桃ちゃんは歌に没入、海沼さんは全体を刺激するビートを、それらに絡むバイオリンの鳴きが何ともいえませんでした。
演歌とも、フォークとも違う、まさに喜多直毅の歌の世界でした。本人談:大体暗い曲なので、明るい気持ちにはなりません。

<シマカワコウヂ>



赤毛のマディーズ。ちくわ(banjo,Vo) リドルミー(b) やこちゃん(as) zeal金子(wash boad)
まずはちくわさんのお♪酒をお酒をのんだら…♪とマディーズ節でスタートです。
バンジョーの軽快なフットワークはとっても気持ちよいよ♪♪
リトルドミーのベースはクルクル回りキッチリとリズムを刻みます♪
そこにやこちゃんのアルトサックスがちくわさんのボーカルとハモリ♪
zealさんのウォッシュボードが不思議な音を重ねていきます…。
このウォッシュボードという楽器が本当に面白いのです!
洗濯板にいろんな打楽器がくっ付けてあってチン問屋状態…。
これぞジャグまさにジャグ!ノリノリのお客様を尻目に(笑)
赤毛のマディーズの不思議な不思議な夜は更けて行くのです…。

<とらさん>





BTR(Back to The Roots)。
結成当初、自分たちのバックグラウンド、ルーツとなるロック、ポップスのカバーをコンセプトにライブをしていたが、その活動して行く中でオリジナルのアルバムを2枚リリース。
1部は1枚目【Is】から、2部は2枚目【3×3】の全曲を披露 した。長めのMCを交え、常に温かい空気が漂う。アレンジも極上なポップスに仕上げられ、楽器だけでなくボーカルのハーモニーも超絶!
アンコールでは、カバー曲「風に吹かれて」「スカボロ・フェア」「ブラウン・シュガー」で店内は最高潮に達し、大興奮の夜が過ぎて行った。

<Mick遠藤>





この日のKovaGardenでは、JAZZをセレクトしてみました。今回のミュージシャン3名も始めての方々でしたが、とても気さくで和やかな雰囲気で音合わせをこなし、「良い音が出た。」と満足されていた。
演奏開始は少し押し気味に始まった。1曲、2曲とスタンダードナンバーを終え、メンバー紹介。(as・vo)リチャード・パイン、(org)宇多慶記、(ds)山下暢彦。
演奏も何曲か終えた頃、2つのサプライズ。1つ目は突然の雷雨。これにより、観客は缶詰状態。2つ目はパインさんからの「リクエスト、有りますか?」その一言で、激しい雨も吹き飛ばす程の大盛況!オヒネリまでも飛び出した!演奏や歌だけでなく、話しも楽しめたライブだった。
しかし何と言っても、パインさんの人柄。そんな彼を良くしる宇多さん、山下さんも同じく、まるで近所に住むお馴染みの人達と接する程の感じそのものだ。
改めて、最高の夜を演出してくれた3名に感謝を致します。本当にありがとうございました。

<コバガーデン 猛>


はしごライブVol.9は、2009年春を予定しています。詳細は決まり次第ここで報告させて頂きます。
それまでは、局長BLOG各店ライブ情報でお楽しみ下さい!


ポスター